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りんごを切らせたのは何だ。


南無阿弥陀佛

春。年度末。娘っ子の1年間の成果が学校からかえってきております。

その中には作文帳もありまして、拝見しましたら赤ペンで直されている箇所が多々多々。

そりゃあこの親ですからと、内心納得でありました。娘よ、ごめんね。


春。年度末。

幼稚園に通わせて頂く跡取りは、間もなく卒園の日を迎えます。

先日は週に3回持参する手作りのお弁当最後の日でした。

以前、私が飾り切りしたりんごを跡取りがとても喜んでくれていたので、今回は彼の大好きなキャラクターをモチーフにした沢山の飾り切りりんごを、最後のお弁当に入れてもらおうと、いつもより早起きしてやっちゃったのが上の画像です。

お昼、弁当箱のフタを開けた彼が喜んでくれたのはもちろんの事ですが、概ね思った通りのカタチに切れましたので「どうだ」と誰かに自慢したい私がおりました事も、言を待たない所でありました。

そんな時に思い出すのは、前住職の声と顔。

よく「お前は、やりたがりやな。」と言われまして、すぐに「でもそれ(私のやった事)は、お前の手柄じゃないな。」との言葉。

そうでした、そうでした。

私の内には自慢出来るものなど、最初から持ち合わせていなかったのでした。

それどころか、自慢程度では済まない大切なものを求めずして既に恵まれている事を、忘れておりました。

目覚めの悪い私に早起きをさせて、りんごを切らせてくれた御縁の妙に、

ただ、驚くばかりです。

合掌

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