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寒い、寒い寒い。
南無阿弥陀佛
過日、おかげさまで報恩講を執行させて頂きました。
5日間に及ぶおつとめが、ある意味に於いて「負担」でない、
とは言えません。
が、この私の思う「負担」という想いは、どこから起こるのか。
真の私に出遇わしめられる。
私にとってはそんな報恩講でもあるのです。
寒い。
それにしても寒いですね。
冬至・小寒もまだ迎えていないのにこの冷え込み。
酷暑の夏、暖かい秋からの寒暖差は、ただの寒がりにはいやはや堪えます。
冬本番はまだまだこれからなのでしょうが、
早いトコ夏になって欲しいと毎年思う今日この頃です。
きっと来年の今頃も同じことをつぶやいている事でありましょう。
寒さをしのぐ暖房器具は数有れど、
私はこたつが大好きです。
余りに好きすぎて「こたつむり」になってしまう為、
ここ十数年、こたつがお出ましにならなくなる程、大好きなのです。
しかし、
如何に好きといえども、真夏に入りたいとは思いません。
当たり前です。
当たり前の事なのですが、こたつが“私にとって”好ましいこたつである為には、
寒い寒い冬があってこそだという事を忘れぬよう忘れぬよう。
当たり前の事が当たり前過ぎると、その尊さを疎かにする。
このすくわれ難き病態を今、取り除く術はありません。
取り除く事なく、私を歩ましめる。
寒い冬が、夏になるわけではない。
私の欲望が何一つ叶わずとも、
それでよいのだとうなずかせずにはおれない。
それが御念佛の御利益。
このあたえられた御念佛をただただ称えるのみ。
ただただ聞くのみ。
合掌
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